一級建築士 長野 邦雄

平屋の動線を意識した設計で、非常に生活しやすくなっています。
寝室～WIC～浴室を効率的に移動でき、洗濯も衣類乾燥機を使用する事で、家事の負担を軽減しています。
家族の気配を感じながらも、それぞれの時間を大切に出来る様に、２階廊下の書斎スペースや、ゆるやかに仕切る和室の格子戸などの空間を提案しています。窓の配置も、外の緑を積極的に取り込む様に食堂に幅2.5m高さ2.4mの大開口サッシを採用。また、自然の風が流れるように南北に窓を配置しました。書斎コーナー上部の窓を開けることで、夏場の熱気をスムーズに排出する事ができます。

コーディネーター 吉沢 久恵

広々とした吹抜けを上手く魅せるコーディネートを心掛けました。チークの床材・和室の格子戸を引き立たせるべく、グレーベージュで全体のトーンを、ブラック×藍色を差し色にしています。
玄関ホールでは創作和紙を貼合せたアクセントウォールを採用し、上下の窓から外部の景色を取り入れています。
照明は、LDKのｺｰﾌﾞ照明・スポットライト・ペンダントで存分に変化をつけて見応えのある空間に仕上げました。主寝室・階段・書斎は間接照明で雰囲気を和らげています。
またシンプルながら上質な家具を合わせることで、ゆったりと時間が流れるワンランク上の一棟に仕上がりました。